弊社独自開発のめっき技術で、ガラスファイバーへのめっきを長年継続してまいりました。メタライズファイバーは、変調器やAWG等、光デバイスの気密封止を、より信頼性の高いスペックで保証可能。通信容量の拡大に伴い、今後もより必要とされる技術です。
旧来の光ファイバのメタライズ処理では、石英ファイバに真空中でITO 膜(酸化インジウム・スズ)を施した上で、電気めっきがなされていました。この方法では、真空容器の中でITO 膜をつける作業となるため、複雑な形状や微細なものには不向きで、コストも比較的に高いものでした。現在では、下地に無電解ニッケル(Ni) めっき処理が施された後、電解Ni 、無電解Au、電解Au などによりメタライズします。めっき皮膜により、ファイバの耐久性が高まると共に、ハンダ付け、ロウ付けが可能となります。ヒキフネは、めっきの老舗ならではの技術力・開発力により、微細な部分めっきの精度と高度な生産性を両立させることに成功し、小ロット対応とコスト競争力を高め、現在では海外にも多数の顧客を開拓しています。